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ネットショップにカレンダー表示は必要か?

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これは私にとってはネットショップデザインをする際に度々悩む問題の1つです。

そんなに大きな問題でもないような気もするのですが、なぜだか毎回悩みます。

そこでなぜ悩んでしまうのかの原因を究明するために、まずはそもそもカレンダーの役割とは何か?などなどを改めて考えてみる事にしました。



カレンダー機能の役割

  • 営業日や定休日をお知らせ
  • イベント告知

基本はこの2つではないでしょうか。

カレンダーの情報は分かりづらい

私にとってカレンダー表記はいつの間にか「分かりづらい存在」になっていました。これまで恐らく色々なオンラインショップで様々な形でカレンダーを目にする機会があったのだと思います。その経験の中で「カレンダーを見てもよく分からない」という感覚が刷り込まれているような気がします。そのためECサイトをデザインする際にも、入れようか入れまいかを迷ってしまうのです。

良くあるカレンダーの表記例

それでは具体的になぜ分かりづらいかを考える為に、良くあるカレンダーの表記例を見ながら考えてみる事にします。

スクリーンショット 2013-04-24 4月24日20.10

まずは王道の「営業日・休業日」のお知らせとしての活用方法に関して考えてみます。

例えば今年(2013年)の5月の連休は3日〜5日なので、この期間は大体赤系の色で塗りつぶされています。もしも連休前、もしくは連休中に商品を手に入れたい場合、5月2日までに注文しなければならない事は分かります。しかし、5月2日が3日に変わる深夜ギリギリに注文しても、もう手遅れだという事は大体想像付きます。そもそもオンラインショップは周知の通り、24時間注文は受け付けれても、通常の企業同様に実質的な営業時間は限られています。一般的には9時〜18時前後が多いようです。

それに加えて配送業者(ヤマト運輸や佐川急便など)の最後の集荷時間があるので、それを逃した後に注文しても翌日の注文と変わりません。一般ユーザーはここまで具体的には知らなくても、なんとなく遅い時間に注文してももう無駄だろうなぁという感覚はあります。

そこで、では何時までに注文すれば良いのかという情報を探すため、まずはカレンダー付近に目を配ります。

  • 当日15時までの注文は即日出荷
  • 当日15時以降の注文は翌日出荷。翌日が休日の場合は翌営業日の出荷扱いとなります。

カレンダーの情報と合わせて解読…なるほど、では5月2日(木)の15時までに注文する必要があるのかと。

これのどこが分かりづらいのか?と突っ込まれる方もいると思うのですが、では逆に以下のようにお知らせ欄に表記されていただけの場合と比較します。

  • 5月2日(木)15時までのご注文は連休前に出荷、連休中にお届けします。

実際の表現方法はさておき「5月2日(木)15時までに」という情報はこの一文で伝わります。つまり、どちらが分かりやすいかの比較論でカレンダー表記は分かりづらいと感じるのです。

なぜカレンダー表記は分かりづらいのか?

カレンダーという存在自体は私たちの生活の中に存在し、多くの人が有効に活用している便利な存在です。使えないものなら世の中からとっくに消えているはずです。

では何故上述したように分かりづらくなってしまうのか。

カレンダーというのは本来「ある特定の日のイベントをピンポイントで示す」ものだからではないかと考えます。

そのため「この日は休み」「この日はイベント」というようなピンポイントの内容を示すという使い方においては大変分かりやすいのですが「この日は休みだから」それから逆算して「この日のこの時間までに注文」という表現は出来ません。

もし、カレンダー上に休業日と重ねて連休前最終締め切り日とその時間を表示したとすると、複雑過ぎて余計に分かりづらくなるのは目に見えています。

カレンダー機能を使用しているショップに見られる傾向

  • カレンダー付近に注文の締め時間の表記がない
  • あったとしても、利用ガイドなどの離れた場所にひっそり記載されている

利用ガイドなどに配送の目安を表記している事、カレンダーには忘れずに休業日を入れている事実があるので、ショップ側は必要な情報は提供している自覚があるので、伝わっているかどうかはユーザー任せになりがちなのかもしれません。

確かに、サイト内に記載されている情報を組み合わせば回答には行き着けます。ただしそれが分かりやすいかどうか、そして伝わっているかどうかは別問題です。

有名サイトはどうなのか?

誰もが知っている有名サイトであれば、その回答を持っているかもしれません。少なくともこのカレンダー問題に関わる休業日や発送日の表記が分かりづらければ、有名になれなかったはずです。

●ZOZO TOWN

カレンダー無し

●楽天

ショップによってまちまち。でも「あす楽」があるからトップページにはカレンダーあるかも?

トップページには代わりにあす楽のところには別の表記方法のカレンダーを発見。

【楽天市場】Shopping is Entertainment  : インターネット最大級の通信販売、通販オンラインショッピングコミュニティ

システムで現在の時間から割り出している仕組みだと思いますが、この形は分かりやすいです。

●アマゾン

Amazon.co.jp: ASUS MXシリーズ MX279H   27型IPSパネル搭載液晶ディスプレイ   MX279H  パソコン・周辺機器

カレンダー無し。そして「通常2~3日以内に発送します。」の表記…意外と雑な印象。

しかしアマゾンの場合は名誉挽回の為に以下の情報もお伝きます。

Amazon.co.jp: プライム ツヤグラアイディー【カール ストレート】 MP 77  ホーム キッチン

お急ぎ便の場合はちゃんといつまでに注文すれば良いのかちゃんと表示してくれます。これは楽天の「あす楽」同様に分かりやすい。

有名サイトの表記方法から分かる事

楽天・Amazonの場合はいわゆるカレンダー機能を使用していない。その代わり「●月●日何時までの注文は…」という具体的な文章で表現していて一目で伝わりやすい。

ZOZO TOWNはちなみに「商品のお届けについて」としてこちらのページにて1〜3日程度で…とアバウトな表現。

勝手な想像ですが、服の場合「連休中の合コンに間に合わせたい。」などという特別な状況を除けば、致命的になりにくいので日頃から1〜3日というアバウトなもので受け入れられるのかもしれません。

最後のまとめ

(たった3つですが)有名サイトでもこのカレンダー機能が使用されていない事から、 オンラインショップにとって非常に便利でないと致命的な機能ではなさそうです。

そのため、多くのサイトでは基本的には不要な機能であると考えても良いと思います。

しかしながら、特定の条件下では重宝する機能の一つになり得る可能性も感じました。上述したようにカレンダーは「ピンポイントのイベント」を示すのには優れたツールであると言えるので、イベントを定期的・積極的に行うショップでは一目で分かるカレンダーでの表示が役立ちそうです。

それからもう1つ感じた事が、カレンダーという存在そのものが営業日・休業日・イベントの告知をするものなので、視界に入った場合、その近辺にはそれらの情報が表示されているという「アイコン的」な役割も演じてくれると思います。



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コメント

  1. […] 先日「ネットショップにカレンダー表示は必要か?」という記事を書きましたが、今回の記事も感覚的には近いところから来ています。 […]