Macのマウスの操作性を改善

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アップルの製品は大体なんでも使いやすいのですが、マウスだけは正直いただけないです。マウスの操作性だけならWindowsマシンの方が断然上だと感じます。

噂によるとアップルのマウスの動きの悪さはあえての仕様で、IllustratorやPhotoshopにおける繊細な作業を実現するためとも聞きましたが、今回紹介する方法でマウスの挙動を変えた後の方が使いやすい気がしています。

マウスの操作性を改善する2つのポイント

具体的な方法を紹介する前に、マウスの操作性を改善するためのポイントについて述べます。

  1. 加速度
  2. 感度

マウスの操作性にはこの2つの要素が大きく関わっているのですが、Macでは「軌跡の速さ」を変更(遅い→速い)することしか出来ません。

Mac mouse 01

そのため「加速度」と「感度」と言われてもピンとこないと思いますので、これらについて少し補足をしておきます。

 

1.加速度について

これは乗り物を想像すると分かりやすいです。

どのような乗り物でもそうですが、停止状態からいきなり最高速度に到達するわけではありません。速度ゼロから徐々にスピードが上がり、やがて最高速度に到達します。

この徐々にスピードが上がる度合いが加速度でして、先に述べたMac標準の「軌跡の速さ」というのはどうやらこの「加速度」のことのようです。

試しに手元にマウスがあるならば、左から右側などにスライドさせると、カーソルの動きが一定でないことに気付きます。

動き始めは移動距離が短いですが、徐々に移動距離が伸びていくことが確認できるはずです。つまり一定時間内の移動速度が速くなっているということです。

2.感度について

これは後ほど紹介するツールでの実験結果で説明したいと思います。

  • 加速度:0(最低値)
  • 感度:5(最低値)

このようにそれぞれ最低値に設定してみました。

そしてマウスをデスク上で左から右へと移動しつつ、同時に画面上でのカーソルの動きもチェックします。

デスク上でのマウスの移動距離 ≒ 画面上のカーソルの移動距離

多少の誤差は感じましたが、マウスの移動距離とカーソルの移動距離がほぼ同じという結果になりました。

つまりこの設定だと、カーソルを画面の左端から右端までカーソルを移動させるためには、マウスも画面の幅と同じ距離だけ動かす必要があるということが分かりました。(実際のモニターサイズの違いにより一概には言えないと思いますが)

繊細な作業をする場合、実際のマウスの移動距離と画面上の移動距離が一致していた方が正確な作業ができる事もあると思います。

しかし一連の作業の中では、左端の方に配置しているものをクリックした後、右端の方をクリックしたいなどの場面があります。

こんな時、人は左から右へのマウスの移動速度を無意識に速く移動させています。それを感知し、画面上のカーソルの加速へと反映してくれるのですが、この感知するレベルがここでいう「感度」です。

思った以上にマウスの動きが急に速くなりすぎて使いづらいと感じる場合、それはあたなにとっては感度が高すぎで、逆の場合は低すぎるという事となります。

この感度は人それぞれ異なりますので自分にベストのものを設定したいところですが、Macの「感度」は固定値らしいのです。

 

カーソルセンスでマウスの操作性を改善

前置きが長くなりましたが、ツールの紹介です。

Logo cursorsense

ツール名はカーソルセンスです。こちらは有料(税込み980円)ですが、20日間の試用期間があります。

これにより加速度はもちろんのこと、Macでは固定値の「感度」の変更も可能になります。

カーソルセンスの使い方

ダウンロードしてインストールすると、メニューが環境設定(一番右下)に追加されます。

Mac mouse 02

▼「カーソルセンス」をクリックすると設定画面になりますので、こちらで設定します。

Mac mouse 03

私の場合はマウスの操作性だけ改善出来れば良かったため使用しておりませんが、その他の各デバイス(トラックパッド、Mac本体のトラックパッドなど)の設定もできるようです。

さてこの設定方法ですが、「加速度」と「感度」を好みに調整するだけです。入力窓に数値を直接入力しても良いですし、画面上のカーソルの左右移動でもOKです。

カーソルセンスの「おすすめ設定」

Mac mouse 04

他のユーザーが使用している設定の上位20位までが人気投票形式で表示される仕組みです。1位以外の人気度は★1個でほぼ評価されていない様子なので、あまり参考にならないかもしれません。

結局一択という感じでしたが、試しに1位の設定(加速度:0.25、感度:1700)を使用してみ他ところ、私はこれで十分だと思いました。

補足:対極にある2つの設定を比較して自分好みに仕上げる

人気上位の設定の傾向を見ると、下記の設定パターンが最も多いようです。

  • 加速度:0.25
  • 感度:1,500前後

つまりは万人受けしやすい設定値で、オールマイティーにどんな操作にも向いているという事が言えます。

その対局にあるのがこちらです。

  • 加速度:3.5
  • 感度:400

数値を見ても一目瞭然なのですが、両者はまるで性格が違う設定です。こちらの設定はキビキビとした感じではありませんので、繊細な作業をしたい方に向いている設定と言えます。

設定方法に迷ったらまずは上記2つのまるで性格の違う設定を比較してみる事で、自身の好みの方向性が決められると思います。

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