ホワイトボードは書いても消せる便利なツールなので、会社でも自宅でも重宝しますが、意外と場所を取ってしまうもの。
先日ふと部屋の新レイアウトを考えた際、試しにホワイトボードをとりあえず一時的に移動してみたところ、驚くほど部屋が広々としたのでいよいよ買い換えようと決心しました。
ちなみにこれまで使用していたホワイトボードは縦型のキャスター付きです。縦型のため横型よりは省スペースだと考えました。確かに横型より省スペースであるのは事実ですが、それでもある程度の場所をとります。
それから当然のことながら高さはあるので威圧感があります。
そこで考えたのが壁掛け型です。ただこれは壁に穴が開けられない部屋では使えません。粘着式のフックの使用も考えましたが、強度不足になりそうです。
これらの問題を解決しつつ用途として満たされるものはないかと探したところ、意外なタイプのホワイトボードを見つけました。
壁に貼り付けるタイプのホワイトボード
ポスト・イットのホワイトボードフィルムという商品です。ポスト・イットと言えば付箋で有名なメーカーです。
これは壁に貼り付けるタイプのホワイトボードで、不要になったら剥がすこともできます。
私は仕事柄様々な会社様にお伺いする機会が多いのですが、そう言えば壁がホワイトボードになっているオフィスを時折見かけたことがあります。
要するにそれと同様のことができるアイテムということです。
メリット
もともと存在する壁に貼るので場所をとることは全くありません。また移動したい場合は簡単に剥がすこともできますのでこれは大変便利です。
使用感は通常のホワイトボードのそれと全く同等でして、書いたり消したりは通常のものと変わりはありません。
長期間放置したままの書き込みが消えづらい、もしくは消えないというのも通常のホワイトボード通りです。こういう場合は付属のクリーナー(ハンカチみたいな形状です)を水に濡らして拭くと、それなりに綺麗になります。
また通常のホワイトボードとは異なり、ハサミでカットする事も可能なので、好きなサイズや形で設置する事もできます。
デメリット
これは商品自体の注意書きにもありますが、どんな壁でも綺麗に貼れるのではなく、表面がツルツルした壁が推奨されています。
自宅のマンションなんかだと壁紙が貼られていることが基本だと思いますので、設置できるところが少ないと思います。
ちなみに我が家では強引に壁紙の上に設置してみることにしましたが、なんとか設置できています。
たまに端っこの粘着が足りずに浮いてしまうようですが、上から擦ることで再度粘着しています。これで1年以上は持っているので、壁紙があっても使えるとは思います。
それから詳しくは後述しますが、少し丸まってしまうというのもデメリットです。
サイズ選びについて
サイズは使用用途や設置場所が条件となることが多いと思いますが、私の場合はこれ以外に少し想像力を働かせてみました。
まず使用用途を考えると、以前まで使用していたホワイトボードと同等のサイズが欲しいところです。とすると、1.8m x 1.2mか、少し妥協して1.2m x 0.9mあたりが該当しうます。
しかしこのサイズのシートを壁に貼るのは案外難しいのではないかということと、立って書くという動作が基本になるということを考えると、高さはさほど必要ないだろうということがイメージできました。
とすると高さが0.6mの0.9m x 0.6mということになりますが、これだと横幅が不足します。
そこで、0.9m x 0.6mを横並びに2枚貼る方法を考え、これを実施することにしました。
結果はというと、私の用途にはこの方法がベストでした。
まず、貼りやすさということで言えば想像していた通りでして、このサイズでも意外と貼るのが難しかったと思います。
この商品は丸まった状態で届きます。そのため丸まってしまう癖がついているので、逆に丸めるなどで癖を直すのですが、完全にまっすぐにはなりません。
上述した通り、我が家では壁紙の上に貼っているので定期的に端っこが少し浮いてしまうのですが、これはやっぱり丸まっていた時の癖が原因のようです。
それから協力者がいたり、予め設置する位置にマーキングなどをしていれば別ですが、水平状態を維持したままサイズの大きなものを貼るのは非常に困難です。
これが小さなサイズだと水平状態を取りやすいと感じました。
このように、購入の際には使用用途、設置場所、設置の難易度も合わせて検討すると良いと思います。