Mac写真.appのピープルのアップデートが進まない場合の対処方法

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写真.appのピープルのアップデート

Macの写真.appには取り込んだ写真に写っている人物を特定する機能があります。そしてこの特定の人毎に写真をまとめてくれます。これは画面上では「ピープル」というメニューです。

使い始めの頃は手動で振り分けていく機会も多いですが、学習機能もあるので使えば使うほど精度が上がり、そのうち手動で振り分けることも少なくなります。

これは大変便利な機能ではあるのですが、その分PCパワーも使うので、バックグラウンドで動作する仕組みです。

ピープルのアップデートが進む条件

ピープルのアップデートを進める、つまり写真のスキャンが進むには特定の条件があります。

Macが電源に接続されていて”写真”を使用していないときに、残りの●●枚の写真がスキャンされます。

  1. Macが電源に接続されている状態
  2. “写真”を使用していないとき

この2つの条件が必要なのですが、この2つのうち「”写真”を使用していないとき」というのがポイントです。

これは写真.appが立ち上がっているとスキャンがされないという意味ですので、写真.appは終了しておく必要があります。

もしも写真.appがMacのログイン時に同時に立ち上がるような設定としている場合、自分では写真.appを立ち上げているつもりがなくても起動しているので、念のためにチェックしておくと良いと思います。

写真.appのアイコン上で右クリック > オプション > 「ログイン時に開く」にチェックが入っている場合はこれを外します。

これと同様にiPhoneをMacに接続した際に写真.appが立ち上がるような設定となっている場合もありますので、これも解除しておくと良いでしょう。

写真のスキャンが全く進まない場合

Macが電源に接続されていて、かつ写真.appも立ち上がっていないのにスキャンが全く進まない場合もあります。

何日間もこの状態で放置しているのに「9139枚」から全く進まなくなりました。これは何かしらの異常が発生していると考えられます。

このような場合、「ライブラリの修復」で解決できることがあります。

「option」と「command」を同時に押したまま、Dockにある写真アイコンをクリックして写真.appを立ち上げます(写真.appはこれの前に一度終了しておく必要があります)。

すると「ライブラリを修復」と言う画面が表示されますので、「修復」をクリックすると開始します。

これに掛かる時間の目安ですが、機種や写真の枚数、そしてメディアの種類などにもよりますが、経験上、1万〜2万枚なら30分〜1時間程度だと思います。

前後してしまいましたが、このライブラリの修復をする前にはデータのバックアップをとっておくことをお勧めします。私の場合、過去に1度だけライブラリの修復が「99%」で止まってしまい、写真.appを強制終了しないといけない状態になりました。その後写真.appを立ち上げようとしても立ち上がらず、何かのエラーが出るだけの状態となり、非常に困ったという経験があります。

確かこの時はライブラリの保存されているディスクを「ディスクユーティリティ」のFirst Aidを実行後、再度ライブラリの修復でなんとか復活することができましたが、毎回うまくいくとも限りませんので、バックアップをとっておくことは必須だと思います。

さて、ライブラリの修復が終わったので再び写真.appを終了しておきました。

9139枚→9395枚とスキャンが進んでいる状態が確認できました。

ちなみに、私の環境では何度やっても9139枚目からスキャンが進みにくい様子です。これは恐らくですが、これの次の写真(もしくはビデオ)がやはり何かしらスキャンがされづらいファイルなのではないかと思います。これがビデオなので解析に時間が掛かっているのかもしれませんし、ファイルが少し破損しているのかもしれません。

正確な原因は不明ですが、ライブラリの修復をすることでこれより先に進めることが確認できますので、当面はこの方法でしのぐつもりですが、将来的にまた新たなOSが登場した際にはMacをクリーンインストールするなどで改善具合を確認してみたいと思います。

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