Feedly使い方|RSS初心者向け
Google Reader サービス終了
Google Readerが2013年7月1日にサービスを終了するというニュースは既に広く知られていることだと思います。このニュースは知っていても、これまでGoogle Readerを使っていなかった方にとっては別にどうでもいいニュースですよね。
しかし、この告知を受けて衝撃を受けた方々も大勢いらっしゃいます。どんな人達かというと、もちろんGoogle Readerの利用者達です。
Google Reader の代替サービス
Google Reader終了の直後から、それの替わりになるものは何か?ということが話題になっています。
Googleがこのサービスを終了させる理由は利用者数の減少だそうです。では実際どれくらいの利用者数まで減少していたのかというと…
Googleが発表していないのか?全然見つかりませんでした。しかし、その周辺で起こっている出来事からある程度は推測できそうです。
Google Readerの存続を希望する署名数
ニューヨーク在住の男性により開設されたGoogle Readerの存続を求める署名運動のページ「Google: Keep Google Reader Running」、こちらでは既に現時点で15万人以上の方が署名しています。
Feedlyの利用者急増
米GoogleのRSSリーダー「Google Reader」の代替サービスとして名乗りを上げている米Feedlyは現地時間2013年3月15日、過去48時間で50万人以上のReaderユーザーがFeedlyに移行したと発表した。
Google Readerの代替サービスとして注目されている「Feedly」がGoogle Readerからの移行で50万人の利用者を獲得しています。
これらの事実を踏まえ、署名に参加していない人、まだ移行をしていない人、他のサービスに移行した人などなどを考えると、Google Readerの現時点でのアクティブユーザーは数百万人単位で存在しそうです。
Google Readerはそんなに騒ぐほど便利なのか?
今まで使ったことのない人の中にも、今回のニュース諸々を受けて、逆にそれらのサービスに興味を持った人もいるのではないでしょうか?実は私はそうです。今までRSSリーダーを使ったことはありますが、正直あまり重宝していませんでした。
要するに、当時は別にそれほどの利便性を感じていなかったんですね。
しかし、今回のこれらの騒動を見て、そこまで騒ぐのであればひょっとしてちゃんと使っていれば便利なツールであったのではないか?と、今回の件で逆に興味をそそられ始めました。
そもそもRSSリーダーとは?
調べれば分かることですので、wiki的うんちくはやめておきます。
簡単に言うとある特定のサイトが情報更新をされた際に通知してくれる仕組みのことです。
仮にユーザーにあるお気に入りのサイト(この場合はブログやニュース系のメディアが多いはずです)があったとします。RSSというものが発明される前は、新着記事が出ているかどうかをわざわざそのサイトを開いて確認していました。
相当頻繁に更新されているサイトで、覗く度に高確率で新記事が更新されているサイトや、定期的に更新されているサイトであれば別にいいでしょう。しかし、更新の間隔が不定期でそうそう頻繁でない場合、これは非常にめんどくさい。
しかし、RSSを使えば更新されたタイミングでユーザーに告知が行くので、ユーザーはそのタイミングでサイトを見ればよいのです。
また、それらの記事はRSSリーダー内で閲覧することができるので、わざわざその特定のサイトに行く必要はありません。これは特に複数サイトを登録している場合、1カ所で全ての新記事を見ることができるので、これも非常に便利と言えるでしょう。リーダーによってはレイアウトをある程度好みに合わせて、サムネイル表示や一覧表示など、カスタマイズ出来るのも特徴です。
Feedlyの使い方
やっと今回の本題です。タイトルでも断っているように、RSS初心者向けですので、そもそもの使い方というところにフォーカスして解説したいと思います。
Feedlyのインストール
各ディバイスに対応しているのでそれぞれからアクセス、PCでは拡張機能的なもの、スマートフォンやタブレットではアプリをインストールします。
- PC: http://www.feedly.com
- iPhone: iTunes Store
- Android: Google Play
インストールからログインまで普通にやればできるはずなので詳細は省きますが、ログインにはGoogleアカウントが必要です。
▲Google Readerの利用者であれば、右の「Connect to Google Reader」をクリックすることで即時連携されます。そうでない場合は左の「Login」から普通にログインします。
フィードを探す
次にフィードを探します。RSSもフィードのフォーマット(形式)の1つです。その他にはAtomやXMLという形式もありますが、使う上ではそんなことは気にしなくても大丈夫です。
▼こちらのアイコンが目印です。
新着情報を購読したいサイトでこちらのアイコンを探してみましょう。ちなみにこのサイトでは右上にありますよ。
フィードの探し方
このフィードですが、サイトによっては見つかりにくいこともあります。そんな時は以下の方法で探してみましょう。
①検索エンジンで「サイト名」+「フィード」と探してみる
例)ブロゴス フィード
▲この結果では上から3番目が正解でした。
▼このようにRSSフィードが分かるページを見つけることができました。
②フィードのURLを検出するツールを使う
①の検索エンジンでの方法は結構効率が悪い気がします。かなり無関係のページが結果として出されてしまう印象です。
こちらのサイト http://rss.tc/feed/Find.aspx で簡単に検出することができます。
▲使い方は簡単で、以下の2ステップだけです。
- フィードを取得したいURLを入力
- 「自動検出スタート」をクリック
例では「http://anote.work//feed」がフィードのURLとなります。
全てのサイトで成功するとは限らないようですが、色々試してみたところかなりの高確率ですので十分使用出来ると思います。そもそもフィードを発行していないサイト自体もあり、そう言う場合は何をやっても無駄です。
フィードURLをコピーする
必要なのはフィードのURLです。いずれかの方法でフィードのURLを見つけたらコピーしておきましょう。
▼ちなみにこのアイコンをクリックしてみると
▼このように何やら分けの分からないページが表示されますが、必要なのはフィードのURLですので表示されている内容は気にしなくてOKです。
FeedlyにフィードURLを登録する
▼(PC版は)個人的にはちょいとわかりづらいかも?と思うので一応説明しておきます。右の方の虫眼鏡アイコンをクリック
▼検索窓が表示されます
▼先ほどコピーしておいたフィードURLを貼付けて「enter(return)」を押す
▲ちゃんとサイト名が表示されました。右の「+」をクリックで追加することができます。
▼続けてカテゴリー登録を促されます。
▲これはあくまで個人の意見ですが、フィード数が少ない最初のうちから無理にカテゴリー分けしなくても良いと思います。一定の数が集まって来てから自分ルールを作って、カテゴリー分けしていった方が形式的ではなく「生きたカテゴリー分け」になると思いますので。
表示されているかどうか確認する
▼とりあえず「All」をクリックしてみる
▼パッチリ表示されました!
▲ちなみにレイアウト(表示方法は)いくつかパターンがあるのでお好みで。
最後のまとめ
今回はRSS初心者向けにというところで、そもそもRSSとはというところから、まずはFeedly導入ととりあえず使ってみるというところまでとしました。
文中でも書いております通り、私自身もRSSはさほど重宝せずに放置状態でした。
Google Readerの終了という事件?を受けて、非常に多くの人がRSSリーダーを重宝していたということが浮き彫りになったと思っています。ヘビーユーザーの存在はそのサービスの有益性の証明でもあると考えます。
私自身、今回をきっかけに改めてRSSリーダーの有益性を検証し直していきたいと考えています。
今のところはこれまでの無駄なフィードを除外、つまりは整理中というところですが、改めて考えてみると、自分がよく見るサイト(ニュースやブログが主)を1元管理出来ることの利便性は既に再度実感しています。
ちなみに不要なフィードの除外や整理は定期的にやった方が良いですね〜未読のフィードの累積なども使わなくなった理由の1つ。その時々に合わせてある程度厳選しておいた方がちゃんと使えると思います。
RSSリーダーを放置していた期間、つまりつい最近まではイチイチそれぞれのサイトを見て…という、今考えると恐ろしくめんどくさいことをやっていたな〜と感じています。
それらのニュースやブログは、ブックマークの「ニュース」というフォルダで整理して、1つ1つイチイチ開いては確認ということをしていました。RSSリーダーを使えば、別にブックマークを削除してもよいぐらいです。
情報量とその取得手段が以前より増えた今だからこそ、RSSリーダーというのは再度注目するに値するのでは?などと思ったりしています。
今回は真面目に使い続けて、詳細な使い方や便利な使い方を見いだしたら、改めて共有させて頂ければと思ってます。