Macのタイムマシンで「バックアップ未完了」「空き容量が不足しています」と表示される場合の対処法
Macのタイムマシンは非常に便利なバックアップツールですが、時々「バックアップ未完了」や「空き容量が不足しています」というエラーメッセージが表示されることがあります。これらのメッセージは、バックアッププロセスが完了していない、またはバックアップに必要な空き容量が不足していることを示しています。ここでは、これらの問題を解決するための手順を説明します。
空き容量を確認する
ステップ1: バックアップディスクの空き容量を確認する
まず、バックアップディスクの空き容量を確認してください。
- ディスクユーティリティを開き、バックアップディスクを選択します。
- 空き容量を確認し、空き容量が不足している場合は、不要なデータを削除して空き容量を増やします。
ステップ2: バックアップディスクのフォーマットを確認する
バックアップディスクのフォーマットが適切であることを確認する手順は以下の通りです。
- Macの画面右上にあるルーペアイコン(Spotlight検索)をクリックします。
- 検索ボックスに「ディスクユーティリティ」と入力し、エンターキーを押します。すると、「ディスクユーティリティ」アプリケーションが開きます。
- 左側のペインでバックアップディスクを選択します。
- 上部のタブで「情報」をクリックし、表示される情報の中から「ボリュームタイプ」を確認します。
macOS Big Sur以降の場合、タイムマシンはAPFSフォーマットをサポートしています。そのため、「ボリュームタイプ」が「APFSボリューム」と表示されている場合はそのまま進めて問題ありません。
それ以前のmacOSバージョンの場合、バックアップディスクを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」にフォーマットする必要がありますが、最新のmacOSではこのフォーマットの選択肢が表示されないことがあります。この場合は、外部ディスクを利用するか、新しいパーティションを作成する方法を検討することが推奨されます。重要なデータのバックアップを取ってから実行することを強く推奨します。
既存のバックアップデータを確認・削除する
ステップ3: 既存のバックアップデータを確認する
タイムマシンのバックアップデータが正常であることを確認するため、既存のバックアップデータを確認します。
- タイムマシンのアイコンをクリックし、[Time Machineバックアップをブラウズ]を選択します。
- バックアップデータが正しく表示されていることを確認します。
ステップ4: 不要なバックアップデータを削除する
不要なバックアップデータがあれば削除して、空き容量を確保します。
- タイムマシンを開き、不要なバックアップデータを選択して、削除します。
バックアッププロセスを再開する
ステップ5: タイムマシンの設定を確認する
タイムマシンの設定が正しいことを確認してください。
- システム環境設定を開き、タイムマシンを選択します。
- [オプション]をクリックし、除外するアイテムが適切であることを確認します。
ステップ6: バックアッププロセスを再開する
タイムマシンのバックアッププロセスを再開し、エラーメッセージが表示されないことを確認します。
- タイムマシンのアイコンをクリックし、[バックアップを今すぐ実行]を選択します。
以上の手順で、Macのタイムマシンで表示される「バックアップ未完了」「空き容量が不足しています」というエラーメッセージの問題を解決できるはずです。それでも問題が解決しない場合は、Appleサポートに連絡することをお勧めします。