iTunesのアルバムアートワークが消える現象
登録したはずのアルバムアートワークが消えてしまう現象がありました。心当たりはありまして、私の環境ではiTunesの「iTunes Media」フォルダの場所がNASなのです。原因はおそらくこれではないかと。
ちなみにNASというのは外付けのHDDの1つです。通常の外付けHDDと異なる点がありまして、このHDDはどれか特定のPCに接続されていたりはしません。常時電源ONで、ネットワーク上の1つのデバイスとして接続されます。なにやらややこしいですが、同じ建物内の同じLAN上に接続されているPCであれば、ネットワークに接続している限り、どこからでも接続できる共有HDDというイメージです。
詳しくは:おすすめの外付けネットワークHDD
つまり、私のiTunes環境では音楽などの元ファイルはiTunesのインストールされている手元のPC上には保存されておらず、常に外部のHDDを参照しているということです。
登録していたはずのアルバムアートワークが消えた
この原因はおそらく元ファイルがNAS上にあるからだと考えました。iTunesを使用しているPC上に元ファイルがあるのと違い、いちいちネットワーク上のファイルを参照しにいくわけですから、ネットワークの接続状況の影響が出やすいのです。
例えば電波が届きにくい場所では、LANの接続状況が悪くなってしまうとNASとPCとの接続は切れてしまいます。つまり元ファイルとの接続も切れてしまうので、音楽の再生が止まってしまいます。
PCを再起動した場合、再起動後直後にNASに接続はされずに少し時間を置いてから接続されます。恐らくはそういうタイミングで全ての情報を取りきれずに、アルバムアートワークの情報を取得できなかった…という感じなのだと思います。
消えたアルバムアートワークを元に戻す方法
ちょうどここに運悪くアルバムアートワークが消えてしまったアルバムがあります。これは前日まで確かにアルバムアートワークが登録されていました。
これを元に戻すには、まずはこのアルバムをクリックして選択状態にします。
注目したいのはこのアルバムの1局目です。「!」マークが先頭についていまして、これは元ファイルが削除された場合などに表示されるマークです。
この曲は削除していませんので、存在するはずです。どうやらNASの接続の問題か何かだという線は正しそうです。
1曲目を選択した状態で右クリック > Finderで表示(Windowsなら「エクスプローラーで表示」かな?)とします。
Finder/エクスプローラーが立ち上がって元のファイルが表示されます。「!」が付いているのに、ファイルはちゃんと存在しますし、アイコンやプレビューを見るとアルバムアートワークも存在している感があります。
ここで再びiTunesに戻ります。
すると、この通りアルバムアートワークがちゃんと元に戻っていました。1曲目の「!」マークも消えてます。
やはりネットワークの接続状況か何かだったのでしょうか。詳細な原因は不明ですが、とにかくアルバムアートワークを元に戻せたので良しとします。
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システムは日々変わっていきますので記事には日付をいただけるとより参考になると思いました。