筋トレのための三種の神器

筋トレ歴はまだ5年目とまだまだ初心者の領域は出てない私ですが、それでも多少は人に対してアドバイスができるようにもなり、数名のお弟子さん的な存在もできたりしました。
そこで今回は私のこれまでの経験を踏まえまして、筋トレのための三種の神器とも呼べる、筋トレに絶対役立つ3つの道具を紹介したいと思います。
目次
筋トレに絶対役立つ3つの道具
その1:トレーニング用グローブ
ジムや筋トレ動画でトレーニング中にグローブをしている方を見かけたことがあるかもしれません。それくらいスタンダードな道具だと思います。
種類により若干の違いはありますが、これを使う目的は大きくは3つです。
- 手のひらの痛み対策
- 滑り止め
- 手首の固定
あとはおまけ的な機能だと思いますが、手の甲側(特に親指が多い)に汗拭き箇所があるものもあったりしますが、これはあくまでもおまけ的な機能だと思います。
さて本題ですが、そもそもダンベルやバーベルの持ち手の部分は金属でできているものが大半です。
そしてこの持ち手の部分はこちらのイメージのように、滑り止めのギザギザが入っていることが一般的で、つまり金属ヤスリのような状態です。
素手で握っているだけならまだ平気ですが、筋トレはこれを動かすため、確実に手のひらとの間で摩擦が生じるため、はっきり言って痛いのです。
素手でも長年のトレーニングにより慣れてしまうのですが、手のひらにマメもできて皮膚が硬くなってしまいますので、グローブの着用をお勧めします。
ネットの情報だとこれを書いている人間は実際に使って勧めているのか?と疑わしいものもあります。そこで証拠ではないですが、私のグローブ購入履歴の一部をお見せします。
このグローブのおすすめポイント
1:安いこと
上述した通り私はこれまで色々なグローブを試してきました。レビューの評価が高いもの、値段少し高めだけど良さそうなものなど様々です。
しかし、トレーニングを真剣にする人にとってはこれは消耗品であることに気が付きました。
一般的にはほとんどのタイプがマジックテープで手首のところを留めるようにできています。しかしこのマジックテープには寿命があり、いずれはくっつかなくなります。
それくらいなら使えそうだと思うかもしれませんが、実際にはこれがかなりの支障となります。
トレーニング中にマジックテープの部分が剥がれたり緩んだりすると、違和感を感じて途端にトレーニングに集中できなくなります。幸い事故などを起こしたことはないですが、もしかするとこれが原因でダンベルを落としてしまうかもなどと不安も高まります。
マジックテープの寿命 = グローブの寿命
2:耐久性が高い
正直期待してはいなかったのですが、意外にこのグローブは耐久性が高いことに気付きました。
この理由はやはり「マジックテープ」にありました。
よく見ていただくと分かるのですが、手首のマジックテープの部分が非常に小さい事が分かります。トレーニング用のグローブの多くは手首を固めて保護する目的もあるため、ぐるっと一周巻きつけるようなタイプです。
動作する度に手首が多少動くため、マジックテープ部は横方向に引っ張られ、これがテープの寿命を非常に消耗してしまいます。感覚的な印象ですが、週3回の全てのトレーニングに使ったとして3ヶ月程度(購入履歴も実際3ヶ月毎という感じでした)でダメになります。
しかしこのグローブはマジックテープの役割は軽く留める程度のものなので、消耗の頻度が極端に低く、長持ちしています。
ちなみに握り手の部分は他のものでは破れてしまったというものもありますが、これの耐久性は正直大差を感じるレベルではありませんでした。
3:脱着がしがしやすい
トレーニング後は汗でグローブが取り外し難い状態にあることも珍しくありません。過去に購入したものの中にはべったりとくっついて取り外すのに数分かかってしまったと言うこともありました。
しかしこのグローブはサイズ選びさえ間違えなければ簡単に取り外せます。左右のそれぞれに指と指の間に引っ掛ける紐がついており、これを引っ張れば一瞬で取り外しができます。
装着時も小さなマジックテープの留めだけなので簡単です。
これが大変だと時間のロスとストレスになるので、私の中ではかなり重要なポイントとなっています。
手首の固定について
グローブを使用する目的の1つで「手首の固定」を挙げました。しかしグローブレベルだとはっきり言うとこの性能は期待できません。
手首の固定を求めるなら後述する「リストラップ」をお勧めします。しかしグローブの多くは中途半端に手首の固定目的としたぐるっと1周させるベルトタイプのものが多いのです。
しかもこのベルト部分が上述した通り寿命を縮める最大の要因ですので、もしも私のおすすめ以外でグローブ選びをするなら、あえて手首固定はないものを選ぶと言うのも良いと思います。
その2:リストストラップ
この道具を使用するトレーニングは少々限定的ですので、使わないでも良い方もいらっしゃると思います。
これが活躍する代表的な種目はデッドリフトです。
これはバーベルを使ったデッドリフトです。お尻から腿の裏側を引き締める効果があるため女性でも好んで行なっている姿をよく見ます。
このデッドリフトは簡単にいうと床に置いてあるバーベルを持ち上げる種目なのですが、重たいものを扱い際にはかなりの握力も必要とします。
多くの場合においては握力が足りずにあげられる回数が減少してしまい、デッドリフトの効果も不十分となってしまいます。
これを防止するのがリストストラップです。
リストストラップはバーベルと手首に固定する道具(手首に輪っかを通してバーベルに巻き付けて固定)ですので、握力を使わずにバーベルを持ち上げられるようになり、本来デッドリフトで鍛えたかった部位が限界まで鍛えられるようになるのです。
おすすめはこれです。
こちらは革製なので洗濯機で洗うことはできませんが、洗濯機で洗うこともできる布製もあります。
どちらも問題なく使えますが、私は革製の方がよりホールド感が強いと感じます。ただし巻き付けるのは若干革製の方が難しいです。
巻き付けるのがどうしても難しい、もしくは面倒と感じるならこれと目的を同じとした「パワーグリップ」というアイテムもあります。
これは巻き付ける必要がなく、誰にでも簡単に扱えます。
リストストラップのその他の活用方法
やはりこれが一番活躍するのはデッドリフトという種目ですが、バーを手に固定するアイテムですので、色々と使い道はあります。
例えばチンニング(もしくは懸垂)は固定されたバーを掴んで体を持ち上げる種目です。この際にやはり握力が先に負けてしまう場合がありますので、バーと手を固定するなどに使えます。
それからダンベルを持ち上げる種目全てで、握力を使いたくない場合にも色々応用できます。
その3:リストラップ
名前だけを見ると「リストストラップ」と似ていますが違うものです。
こちらはリスト(手首)にラップ(巻く)器具で、目的は手首の固定です。これを使用する代表的な種目はベンチプレス です。
このように手首を固定し、重たい重量を扱っても手首が曲がって怪我をしてしまうことを防止できます。
メリットとしては手首の不安なく種目に集中できる点です。それから手首への余計な不安(もしくはパワー)をかける必要がないため、持ち上げられる重量や回数が増えるという人もいます。
ただしデメリットもあります。これを効果的に使うためにはかなりキツ目に巻く必要があるため、手の先の血流も止めてしまいます。そのためあまり長時間は使用できません。人にもよりますが、1セットごとに外してまた付けてを繰り返す人もいます。効果は高いのですが、扱いは少々面倒と言えます。