Mac Time Machine で「空き容量が不足しています。」となったので「古いバックアップ」を削除しようとしても、その一覧が表示されない場合の対策

基本的な対策

MacのTime Machineバックアップが実行される際に、「空き容量が不足しています」というエラーメッセージが表示された場合は、以下のいくつかの対策を試すことができます。

不要なファイルを削除する： Time Machineバックアップを取らない必要のないファイルを削除することで、ストレージ容量を確保することができます。特に、大きなファイルや古いファイルは削除することを検討してください。
Time Machineバックアップから古いバックアップを削除する： Time Machineバックアップには、過去のバージョンが蓄積されるため、古いバックアップを削除することができます。これにより、ストレージ容量を節約できます。 Time Machineアイコンをクリックし、「バックアップディスクの設定」を選択して、古いバックアップを削除できます。
Time Machineバックアップの頻度を減らす： Time Machineバックアップを頻繁に実行すると、ストレージ容量が早く満杯になる可能性があります。 Time Machineの設定でバックアップ頻度を変更することができます。

これが一般的に言われる対策なのですが、私の経験上「（2）の古いバックアップの削除」ができないことがしばしばあります。

上記はTime MachineのストレージをFinderで開いた状態で、ここでは上から順に古い順でバックアップファイルが表示されています。

このように「アイコン＋バックアップ日時」が表示されているならもちろん古いものを削除していけるのですが、「空き容量が不足しています。」と表示されるようになると、なぜか高頻度でこの一覧も表示されない状態となってしまっているのです。

それと同時に「Time Machine に入る」で過去に遡ろうとしても、そこまで古い日付のところに戻れなくもなってしまっています。

これは恐らく一種のバグじゃないのかと思っているのですが、正確には不明です。

とにかくこうなってしまうともはやバックアップをなせていないと言うことになるので、私がいつも行うことは一つです。

それはバックアップ用のストレージをフォーマットして、また一からTime Machineを設定し直すと言う方法です。

これはMacの「ディスクユーティリティ.app」で行います。

フォーマットの形式は「APFS」の表記があればどれでも構いません。特に気にしない方は初期状態で選ばれているものが「APFS」のどれかのはずなので、そこはそのままで右下「消去」をクリックしてしばらく待つとフォーマットが完了します。

これは初めて設定する時と同じ手順です。

外付けハードドライブを接続する：ここで先ほどフォーマットをしたディスクを使用します。
Time Machineを開く：LaunchpadからTime Machineを選択するか、メニューバーの時計アイコンをクリックしてTime Machineを選択します。
バックアップ用のディスクを選択する：「Time Machineがバックアップを作成するディスクを選択してください」というメッセージが表示されたら、「使用ディスクを選択」をクリックして、外付けハードドライブを選択します。ここで選択するのもやはり先ほどフォーマットをしたディスクとなります。
バックアップを開始する：Time Machineによるバックアップが開始されます。最初のバックアップには時間がかかる場合があります。バックアップ中は、外付けハードドライブを接続したままにしておく必要があります。
オプションを設定する：Time Machineの設定を変更することができます。Time Machineの設定を開くには、メニューバーから「システム環境設定」を選択し、「Time Machine」をクリックします。バックアップの頻度やバックアップする項目を変更することができます。